山本亜希メンタルクリニックのブログ ~千代田区 九段下より~ 2013年06月
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入梅し、湿気の多い過ごしにくい日が多くなってきました。
暑さ寒さの繰り返しで、身体のバランスを崩している方も多いように思います。
体力の低下、疲れやすさ、食欲不振などを自覚しやすい時期です。

そんなときの強い味方が、「六君子湯」。

四君子湯(人参・蒼朮または白朮・茯苓・甘草・大棗・生姜)に
半夏・陳皮が加わり、痰飲(水毒)を消す二陳湯の作用も加わったもので、
体力がなく虚弱な方の食欲不振、胃もたれ、消化不良への効果があります。
同時に手足の冷え、下痢の改善も期待できます。

このように、「目標とする病状以外の体調も整う」という思わぬ副効用は
体内をめぐる「気・血・水」の流れを調整し、バランスを整える作用のある
漢方薬ならではの良さといえるでしょう。

漢方の世界では「同病異治」「異病同治」という概念があり、
前者は「同じ不調にも何通りかの治療法がある」ことを示すもの、
後者は「ひとつの治療でいくつかの病態が同時に改善する」ことを示すものです。

たとえば、女性に対し頻用される処方のひとつである「加味逍遥散」(ツムラ 24番)では
血の巡りを整えることで月経不順や月経痛、肩こりやめまいを改善させる他、
便秘や肌荒れにさえ効果を及ぼすこともあるのです。



当院では、漢方薬の処方を積極的に行っております。
もちろん、抗不安薬・抗うつ薬等、西洋薬にも得難い効果があり、
患者さんのご希望・ご要望により、また私の医師としての経験・見識により
両者を使い分け、時には併用しながら
最適な治療法をご提示させていただいております。

私ができる仕事は、「患者さんの症状をやわらげるための処方を考え、処方箋をかくこと」まで。
そして、それを毎日お体に入れること、体調をセルフモニタリングすることは
患者さんに担っていただく大切な作業です。

だからこそ、納得した上で、ご自身で「必要である」という思いをもってお薬を服用していただきたい。

そのような強い思いがありますから、
やはり、お薬の説明も時間をかけて丁寧に行いたい気持ちがあります。

しかし、時間の配分に工夫をしないと、
今度は一日に診療できる患者さんの数が大幅に少なくなってしまい、
結果として通院中の皆様にご迷惑をおかけすることにもつながります。

治療の質を落とすことなく、患者さんの受診機会を増やしていくにはどうあるべきか。
スタッフと共に、毎日知恵を練っております。

これからも、「はたらく人に よりよい医療を」をコンセプトに
待ち時間の問題、予約システム等々を創意工夫していきます!

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2013.06.24 Mon l 漢方薬 l コメント (2) トラックバック (1) l top
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