山本亜希メンタルクリニックのブログ ~千代田区 九段下より~ 2020年05月
ブックカバーチャレンジの加筆修正版 第二日目

よしながふみ先生の漫画も大好きです。

歴史もの、自伝的作品、学園もの等々幅広いジャンルの作品を描かれていますが
過剰な言葉を重ねずにキャラクターの心情を伝えること
多くを描写することなく、強い強い説得力をもたせるストーリー展開に惹かれます。
もちろん絵もとてもきれい、キャラクターが個性豊かで実に魅力的なところも
よしなが先生作品の大好きな所です。

その大半は「ジェンダー」の問題を巧みに絡めて描かれており
現代のようにLGBTが人々の話題になりやすくなる以前の90年代から
ゲイの世界を商業誌で描いたり(そして少々アングラな?世界でも描いたり)しておられました。

どれをとっても名作しかないのですが
「大奥」 「西洋骨董洋菓子店」 「きのう何食べた?」等々のヒット作だけでなく
「愛すべき娘たち」「こどもの体温」といった短編もしんみり来ます。

いま一番読みたいのは「フラワー・オブ・ライフ」
大ブレイク前は大学を舞台にした漫画はありましたが
高校生の日常を描いた作品は珍しいように思います。

淡々と日常を描きながらも細やかで鋭いするどい人物描写はさすがの一言で
遠く過ぎ去った思春期、青年期の悩みを思い出して「あー!その気持ち!わかるわかる!」と
ぶんぶん首を振って頷きたくなります。

生活に疲れたなーと思う時にふと読みたくなる。

いま手元にないので画像はAmazonから拝借いたしました。

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2020.05.27 Wed l 未分類 l top
ようやく緊急事態宣言も解除となり、
街に少しずつ活気が戻ってきそうな雰囲気です。

休日は朝から夜まで動き回って元気になる性質の自分は
自粛生活にはずいぶんと戸惑いましたが
私には音楽がある!漫画がある!大好きな本がある!と思い直し、
エンタメの世界にずいぶんと救われました。

ちょうど春先、SNSで「ブックカバーチャレンジ」という
影響を受けた書籍を紹介する企画が流行っておりました。
個人のFacebookで好きな漫画を7日間ひたすら紹介させていただきましたので
こちらにも転載いたします。
(普段ブログでは固いことばっかり呟いているのでやや唐突な感もありますが!!)

初日はこちら
萩岩睦美先生「銀曜日のおとぎばなし」

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昭和の時代は漫画雑誌が隆盛を極めており
女子の間では「りぼん」「なかよし」が二大勢力。

「りぼん」の黄金時代を支えた看板作家さんのひとり、萩岩睦美先生の大ファンです。

ファンタジックで愛にあふれたストーリーは勿論のこと、絵がまたとても可愛らしく繊細。
子供は可愛いし風景は異国情緒たっぷりだし、カラーページの美しさに溜息がでます。

どの作品もお勧めですが、やはりここは代表作で!

小人のお姫様ポーちゃんと、相棒の鳥のリルフィーが人間の青年スコットと出会い、
村を救うために奔走する、そんなお話。
自分の村を守るために自分を犠牲にすることを決意するシーンのポーちゃんが健気で健気で、
何度読んでも号泣😭

萩岩先生はデビューがとても早く(なんと16歳!)
この作品も22歳頃から連載されたものなのですが
親子愛や人間のエゴをしっかり描かれており、そんなところもただただ尊敬です。


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一昨年、個展に足を運びまして幸運にもご本人にサインしていただく機会に恵まれました!!
先生は、想像通りの優しくふんわりとした雰囲気の素敵な女性。
握手していただいたときの柔らかい手の感触を今でも覚えています。

これからも御元気に活躍していただくことを祈っております!



2020.05.25 Mon l 未分類 l top