山本亜希メンタルクリニックのブログ ~千代田区 九段下より~ ツムラ 19番 小青竜湯
春の訪れとともに、今年も、スギ花粉症の季節がやってきました。

東洋医学では、花粉症の主訴の一つである”鼻水”は、身体の中の水分代謝の不均衡によって引き起こされると考えられています。

このような症状を抑える漢方薬で代表的なものは「小青龍湯」。 
さらさらとした水っぽい鼻水が出る寒証の方や 風邪や鼻炎、気管支炎や気管支喘息に対して処方される有名な漢方薬で、余分な水分を排出し、体を温めることによって、花粉症の不快な症状を緩和します。

抗アレルギー薬と異なり眠くなることがありませんので、機械の操作やお車の運転をされる方、接客業などで人前でマスクをつけづらい方には特にお勧めです。

「気分の落ち込み」は様々な原因によっておきるものです。
うつ病、適応障害といった精神疾患によるものばかりではなく、たとえば花粉症の症状である「くしゃみ・鼻水・鼻づまり」等による集中力低下のために仕事のミスが増える、効率が落ちる、判断が遅れる等の蓄積が次のトラブルを引き起こし
結果として精神的な症状の出現につながることもあります。

特に真面目で、責任感の強い方は、ミスをしたことそのものや体調管理がうまくいかないことで自責的になり、心のバランスを崩すこともしばしばです。

当院では、西洋薬に抵抗の大きい方に漢方薬による治療もご提案いたします。
早めの相談で心身の調子をととのえ、健やかな毎日を送るお手伝いができることを願っております。
2018.02.28 Wed l 漢方薬 l top