山本亜希メンタルクリニックのブログ ~千代田区 九段下より~ 馬が教えてくれたこと
開業準備、ここ数日で一気に前進しました。

同時進行で色々なことを進めなくてはならず、そろそろ混線しそうです

毎日たくさんの人と会って、たくさんの人に力をお借りして
少しずつ未来の診療所の輪郭が固まってきました。

他人との協力、協調は絶対にどんな場面でも必要なこと。
とはいえ、忘れてはいけないのは
事業計画を進めていく主人公は自分であり、
何があっても全てにおいて責任を負うということ。
この覚悟を固めるまでに、ずいぶんと時間を要した気がします。

「不安だから」「自信がないから」という理由で消極的になりすぎると
意図した方向とは違ったところに物事が流れていきかねない。

行きたい場所をしっかり見据えて。
「私がリーダー」「私がしっかりしなくては」の気持ちを常に忘れずに。
そして言うまでもないことですが、協力してくれる他職種の方への敬意と感謝も忘れずに。
そんな風に自分に言い聞かせる毎日です。

この気持ちって、実は、大好きなお馬さんに乗るときの気持ちととてもよく似ています。

どんなに下手くそだろうと、経験がなかろうと、
馬の背中に跨ったら、いついかなる時も自分がリーダーでなくてはいけないんです。

馬は健気な生き物ですから、
背中の上にいる人の言うことを聞こうと耳を傾け、
それはそれは一生懸命に考えて動いてくれます。

馬の反応が良いときは「それでいいんだよ」と褒めてあげる、
足らなければ「もっとだよ」と教えてあげる。だめなときは叱る。

そんなやりとりを気が遠くなるほど繰り返して人との間の約束事が確立していくと、
馬もいい動きで応えてくれるのです。

逆に、乗り手の萎縮や不安によって、注意が散漫になったり指示が曖昧になれば
それは確実に馬に伝わり、馬も不安になるし意思の疎通ができなくなります。

だから、馬の背中にいるときは目を大きく開いて周りを見て、
自分の意思や、
反応に対するイエスかノーかといった評価をはっきり表現しなくてはいけないんですね。

元々消極的で依存的だった私が、開業なんて大それたことを決断できた理由の何割かは
お馬さんにそういう勇気を教わったからだと思っています。

なので、クリニックのシンボルマークをお馬さんにしたのでした。

そして、忙しい忙しいといいながらも
ちゃっかり馬術競技会に出場予定。

第33回 キャロットステークス

憧れの、世田谷の馬事公苑に出陣します。練習練習!!!


http://yamamotoaki.jp/
平成25年春開設予定 山本亜希メンタルクリニック
2012.10.02 Tue l 馬のこと l コメント (2) トラックバック (0) l top

コメント

素敵です 
先日、新しい先生との初の診療を受診しました。自分の前には患者様が何人か居りましたが山本先生に受診されてた時より診療が終わってからは、何故か暗い表情でした。やはり山本先生は色々と病気の我々の話しも丁寧に対処して下さって頂き 素敵な先生でした。新しい先生も初めてですから、緊張なさっていたと思います。まあ、これから先は少し不安ですが成り行きに任せて受診致します。先生も開院に向けて大変でしょうが、頑張って下さい お馬さんも自分も心からですが応援  します。
2012.10.06 Sat l S.N. URL l 編集
S.Nさま。
コメントのお返事遅くなりまして恐縮です。

新しい先生と関係ができていくまでには、もう少し時間が必要なのかもしれないですね…
クリニックの患者さん達もそれぞれ色々な思いを抱えていらっしゃることでしょう。私を慕っていて下さった方には、本当に申し訳ない気持ちです。
でもその分、新しい場所での仕事を誠意をもって勤めさせていただく所存です。
いつも温かい励まし、ありがとうございます。
なんだか、クリニックではお会いできなくなったけれどここで言葉を交わすことで、私もとても安心できています。
何かあればまた、お声掛けくださいね。Nさんが早く新しい先生となじんで、安心して通院できる日が来ますようお祈りしております!
2012.10.09 Tue l あき. URL l 編集

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