3月16日、気象庁より靖国神社の桜の開花宣言がありました。
朝晩の通勤のたび、靖国通りの桜が少しずつほころんできているのを感じます。
クリニックの窓からみえる桜並木が、もう少しで見事に咲き誇るかと思うと
ワクワクしますね。
★当クリニックは、千代田区 さくらまつりに協賛しています!★

「はたらくひとのために、より良い医療を」
東京、千代田区、九段の山本亜希メンタルクリニックです。
漢方薬では、「母子同服」という考え方があります。
有名なところでは、「抑肝散」を夜泣き疳の虫等の症状がでる小児に処方するときに、
その母親にも同時に処方して、服用してもらうというものです。
(抑肝散については、また次回、お話しします。)
「薬は患者にあった適切なものを、必要な量、必要なだけ、患者に処方すべし」という
医学、薬学の概念からは
まったくもってオカシイ、素っ頓狂なお話しですが、
中医学、流れを汲む(日本の)漢方薬でも、
韓国の韓方薬でも同じようです(と聞きました)。
私も、漢方を勉強する以前、この話を聞いた時には、
今から考えれば、本当にお恥ずかしい話ですが、
大笑い、お弁当を食べながら吹き出してしまったことがありました。
大手製薬会社のMRさんが、
自分のところの薬を売りたいから、思いつきでいってる冗談だと思いました
その後、精神科医として臨床経験を少なからず積み、
多くの先生方の研究成果や論文を拝見し、また、漢方薬の効果も臨床で感じる中で、
親子や夫婦でクリニックを訪れる方も意外に多いことに気が付きました。
確かに同じ屋根の下で暮らしている親子は、
少なからず互いに思考や行動など影響しあいます。
親がイライラしていれば、それは子供にも影響を与えます。
特に、子離れの年齢が高くなっている現代社会、
高等教育が普及して親が子供の学費を出す日本では、
欧米より子離れする年齢が遅れ、また晩婚化や世代間経済状況の影響などによって、
親が成人した子供に経済的、精神的な影響を与えつづけるということが
普通におこっています。
おそらく昔の母子同服という概念は、離乳前後、遅くとも成人前だったのでしょう。
しかし、現在の日本では、電話やメールの普及でコミュニケーションが容易になったためか、
特に女性同士である母と娘の場合、一卵性母子といわれるように、
親が就職や結婚、孫の子育てや、家の購入にまで口をはさむことがおきる現状では、
極端な例では、子が50代でも母子同服が有効な場合があります。
私共のクリニックでは、
自費診療の場合であれば、健康保険適用を気にすることなく、
「母子同服」の処方をしています。
あとで、おってご紹介しますが、想像以上に効果が表れる例もありました。
(さすがに、症状が出ていない方(たとえばお母さん)に、税金負担である健康保険適
用を無理にして、
薬を処方することは当クリニックではできないためです(汗))
こういうところで、臆病でありながら、学級委員体質の私の性格が出ています
朝晩の通勤のたび、靖国通りの桜が少しずつほころんできているのを感じます。
クリニックの窓からみえる桜並木が、もう少しで見事に咲き誇るかと思うと
ワクワクしますね。
★当クリニックは、千代田区 さくらまつりに協賛しています!★

「はたらくひとのために、より良い医療を」
東京、千代田区、九段の山本亜希メンタルクリニックです。
漢方薬では、「母子同服」という考え方があります。
有名なところでは、「抑肝散」を夜泣き疳の虫等の症状がでる小児に処方するときに、
その母親にも同時に処方して、服用してもらうというものです。
(抑肝散については、また次回、お話しします。)
「薬は患者にあった適切なものを、必要な量、必要なだけ、患者に処方すべし」という
医学、薬学の概念からは
まったくもってオカシイ、素っ頓狂なお話しですが、
中医学、流れを汲む(日本の)漢方薬でも、
韓国の韓方薬でも同じようです(と聞きました)。
私も、漢方を勉強する以前、この話を聞いた時には、
今から考えれば、本当にお恥ずかしい話ですが、
大笑い、お弁当を食べながら吹き出してしまったことがありました。
大手製薬会社のMRさんが、
自分のところの薬を売りたいから、思いつきでいってる冗談だと思いました

その後、精神科医として臨床経験を少なからず積み、
多くの先生方の研究成果や論文を拝見し、また、漢方薬の効果も臨床で感じる中で、
親子や夫婦でクリニックを訪れる方も意外に多いことに気が付きました。
確かに同じ屋根の下で暮らしている親子は、
少なからず互いに思考や行動など影響しあいます。
親がイライラしていれば、それは子供にも影響を与えます。
特に、子離れの年齢が高くなっている現代社会、
高等教育が普及して親が子供の学費を出す日本では、
欧米より子離れする年齢が遅れ、また晩婚化や世代間経済状況の影響などによって、
親が成人した子供に経済的、精神的な影響を与えつづけるということが
普通におこっています。
おそらく昔の母子同服という概念は、離乳前後、遅くとも成人前だったのでしょう。
しかし、現在の日本では、電話やメールの普及でコミュニケーションが容易になったためか、
特に女性同士である母と娘の場合、一卵性母子といわれるように、
親が就職や結婚、孫の子育てや、家の購入にまで口をはさむことがおきる現状では、
極端な例では、子が50代でも母子同服が有効な場合があります。
私共のクリニックでは、
自費診療の場合であれば、健康保険適用を気にすることなく、
「母子同服」の処方をしています。
あとで、おってご紹介しますが、想像以上に効果が表れる例もありました。
(さすがに、症状が出ていない方(たとえばお母さん)に、税金負担である健康保険適
用を無理にして、
薬を処方することは当クリニックではできないためです(汗))
こういうところで、臆病でありながら、学級委員体質の私の性格が出ています

漢方薬は、体質に合えば副作用も少なくて済みますよね。現行の精神薬と併用しながら良くなってくれれば嬉しいかなと思う次第です。
漢方薬は、即効性はないけど少し様子を見ながら服用してみたいと思います。
特に、風邪の引き始めは本当によく効くなぁと実感していますよ。
味が嫌いでなかったら、お湯に溶かしてゆっくりと服用してみてくださいね。