山本亜希メンタルクリニックのブログ ~千代田区 九段下より~ 「働く人のためのクリニック」として(1) 
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今日は、11月だというのに春のような陽気で、市ヶ谷駅からクリニックまで歩いて通勤しました。
靖国神社では七五三の参拝客や、青空骨董市のためか賑わっていました。

さて、私どものクリニックでは、
「働くひとのために」「またせない丁寧な診療」を開院以来、ずっと心掛けて、続けています。
これには、私の強い思いがありますので、ちょっと説明させていただきます。

私は大学卒業後、開業するまで、精神科医として
大学病院を一か所、専門病院を二か所、小規模の街の精神科診療所を数か所、
都合12年間勤務して、多くの経験を積んできました。

大規模な専門病院、地域のクリニック、精神科の診療所とそれぞれ特色はあるのですが、
共通していたのは、社会保険診療中心での運営であることから、
どうしても、診療効率、回転をよくして多くの患者さんを診る必要があるということです。

これは、日本の現在の医療の在り方として主流なのですが、
患者さんのこと、特に社会、日本を支えている「働く人」、
激務の中で体調を崩して、その中、忙しい時間をどうにか都合して来院していただく方にとっては
良い仕組みとは思えませんでした。

病院、診療所経営からすれば、診療効率、回転を良くしなければ医療提供自体ができませんから、
どうしても患者さんを「待合室に長時間待たせる」、「短時間の診療」に傾きがちです。

このようなシステムの中では、私が目指す医療、「働く人のために」役立ちたいという医療を
多くの方に安定して提供することは、非常に困難です。

当職のような駆け出しの青二才がいうには、すごく尊大な言い方ですが、
初期の段階で適切な治療を受けて、こじらせなければ長期化しなかった、悪化しなかったと思う(後から見ればですが)症例に多く触れるにつれ、この思いはとても強くなりました。

既存の枠組みの中では、自分の理想とする医療を実践しにくい、
それを変えるには、自分が自分の責任でやらなくてはならないということに気が付きました。
これが、開業を決意したきっかけです。

精神科医として、医師になり、多くの患者さんに接してきた専門医として、
けっして差別するつもりはないのですが、精神疾患患者に対しての偏見や差別は残念ながら、社会の中にあります。

それが、精神科に通院する障害にもなっていること、
またそれにより適切な治療を初期の段階でうけることが阻害されている事実を自覚し、
なんとかしなければならないと強く思いました。

(以下、もう少し続きます)
2013.11.17 Sun l 診療 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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